今回のテーマは「大会」についてです。「今回の大会形式はトーナメントで【BO5/コンクエスト/シングルイルミネーション】で行います!」といった具合に、横文字が多く聞きなれない言葉が多いので1つずつ説明をしていきたいと思います。
大会形式について
大会形式は大きく分けて3つを覚えておくといいでしょう。
トーナメント方式
トーナメント方式は勝ち抜き戦のこと、参加者(チーム)同士が対戦し、勝利した方が次のステージへ進めるものです。
TEPPENの大会に多く採用されており、馴染み深い形式であるといえます。他の形式と比べ、比較的短時間で終わり、突発的な大会にも向いています。
スイス式トーナメント方式
スイス式トーナメント方式は勝ち残りではなく、参加者が一定数試合を行えるトーナメントです。スイスドローとも呼ばれており、負けた場合でも複数回試合を行えるのが特徴です。
また、初戦を落とした場合でも上位になる可能性があり、目がない場合は途中棄権もできます。スイス式だと半日近くかかるため、ある程度まとまった時間が必要です。
リーグ戦方式
リーグ戦方式は総当たり戦のことで、参加者(チーム)同士がそれぞれに対戦を繰り返し、対戦結果を総合した成績によって順位を決定します。野球やサッカーなどに適用されており、総当たり後の勝率をもって優勝を決定するものです。
実力が出やすくシーズンを通して行う場合もあり、トーナメント方式、スイス式トーナメントと比べ試合数が多く途中棄権もないため時間がかかります。
大会形式 | 大会に要する時間 | 初心者にとって |
トーナメント方式 | ◯ | 難易度低め。しかし1戦で終わることも |
スイス式トーナメント方式 | △ | 難易度低め。複数回戦えるので楽しめる |
リーグ戦方式 | ✕ | 難易度高め。 |
トーナメント形式
トーナメントの形式は代表的なのがシングルイルミネーションとダブルイルミネーションです。
シングルイルミネーション
シングルイルミネーション(single elimination)は1度負けたらそこで敗退となる方式です。一般的にトーナメントではシングルイルミネーションが採用されており、図のように馴染みがあるものです。
ちなみに読み方はエリミネーションでも問題ないです。
ダブルイルミネーション
ダブルイルミネーション(double elimination)は2敗した時点で敗退となる方式で、図のように敗者にもトーナメントが用意されてます。つまり2敗すると終了です。
試合形式
試合形式も多数あり、BO1、BO3、BO5などが代表的なものです。
BOとは?
BOとはBest ofの略でそれぞれの数字最大対戦数を表しています。
BO1
BO1は「1回勝負で1本先取した方の勝ち」泣いても笑っても一発勝負のことです。
そのため実力差があってもデッキ相性によって勝敗が決まることがあります。
BO3
BO3は「3回勝負で2本先取した方の勝ち」どちらかが2回勝利すれば3戦目は行われません。
BO1と違い、2本先取のため実力が出やすい形式です。
BO5
BO5は「5回勝負で3本先取した方の勝ち」という意味です。どちらかが3回勝利すればそれ以降の試合は行われません。
デッキ選択ルール
大会によって持ち込んだデッキに対して制限される場合があり、代表的なものを3つ紹介します。
コンクエスト方式
コンクエストは使用するヒーローが被らないようお互いにデッキを用意し、勝利したデッキが使用不能になるルールのことです。
例「BO3/コンクエスト」の場合、お互い2つのデッキを選択、勝利したデッキが使用禁止となり、残り1つのデッキで戦います。
ラストヒーロースタンディング方式
ラストヒーロースタンディングは使用するヒーローが被らないようお互いにデッキを用意し、敗北したデッキが使用不能になるルールのことです。
例「BO3/ラストヒーロースタンディング」の場合、お互い2つのデッキを選択、敗北したデッキが使用禁止となり、残り1つのデッキで戦います。
BAN方式
BAN方式は試合開始前に相手のデッキを1つを使用禁止(BAN)します。
例「BO3/1BAN」の場合、お互い3つのデッキを選択後、相手のデッキ1つをBANし、残りの2つのデッキでBO3をします。
まとめ
実際の大会では下の表のようになります。
トーナメント方式 | シングルエリミネーション方式(1度負けたらそこで敗退) |
試合方式 | BO5(最大5バトルのうち先に3バトル勝利した選手が勝利) |
デッキ選択ルール | コンクエスト(1バトル目では好きなデッキを選択、2バトル目以降、既に勝利しているデッキは使用できない) |
最近は色んな大会が開催されており、BO1の大会は気軽に参加できるので出てみるのをオススメします!
コメント