投資を始めて1年目の期待感と絶望感
「うぬぼれ」「思い上がり」「優越感」「ナルシシズム」「虚栄心」それら全てを詰め込んだような1年だったと記憶しています。そんな失敗談を何回かに分けて紹介し、何がいけなかったのかを反面教師にしてもらおうと思います。
投資を始める2ヶ月前
当時はつみたてNISAが始まったばかりで投資について知っている人も少ない状況で、ふと本屋で投資関連の本を目にしたことがきっかけに投資の勉強を始めました。投資の勉強は本以外にも「日経新聞」、「モーニングサテライト」、「金融庁のサイト」、「投資ブログ」、「証券会社セミナー」などあらゆるものを片っ端から調べ、さらには知識を定着するためにブログを開始。そして2ヶ月経ったころ実際のお金を使って投資を始めました。
投資開始1ヶ月目
最初に手を出したのはテーマ株です。理由は簡単です。マネー雑誌にオススメと書いてあったからです。そして予習をして学んだこと。「利確のタイミングと損切りのタイミングを設定する。」つまり、引き際を事前に決めること。このことさえ決めていれば大きく損をすることはないのです。
10万で購入したのはITのテーマ株。期待通り株価は上昇していき、1日で5千円のプラスになりました。それからです。自分自身に異変が起きたのは。
気になる。気になる。気になる。。。
仕事をしている最中も「今どれだけ増えたのかな」「それとも減ったのかな・・・」トイレに行っては株価をチェックしてました。そして数日経ったある日、ほんとは利確するはずのラインに株価が到達しました。
うおーー!・・・もうちょっといけるかも!?
想像以上の早さでお金が増えていくことでアドレナリンが出て、高揚感、達成感が入り混じった状態になりました。例えるならジェットコースターに乗っている状態。冷静な判断ができるはずもなく当初のラインを無視しました。
その後の結果は想像通りでその瞬間は突如訪れました。株価の下落です。
下がったときも同様に「また上がるかも」と自分に都合のいいように思い、足切りラインを少し越したところで売却しました。
あの時ちゃんとルールに従っていれば。。
自分自身の 「うぬぼれ」や「思い上がり」に嫌気がさしました。そして気がつきました。「頭で理解していることや知識だけでは信用できない。」経験を積むことで大切だと。しかしこれは序章に過ぎなく、その後も幾度もなく失敗をしていきます。
欲望の渦に飲まれた
事前に知識は叩き込んでおり、線引きまでしっかりと事前に決めてました。あとは感情を度外視して合理的に作業をするだけでよかったんですが、完全に「欲」が出ました。
冷静に状況を判断できず、「こうなったらいいな〜」「むしろ、こうであってほしい」「こうなるよな!?」に身を任せ
うぉーーーーっ!!えい、やっ!!!
自分自身を過信していたことが招いた結果です。やっぱり少しでもお金が増えた方がいい、損をするなら最小で留めたい。これをコントロールするのは容易くはなかったです。感情的になるかについては実際に体験するのがはやいのですが、投資以外だとソシャゲーのガチャが割りかし近いと思うので試してみるのもオススメです。
心得
欲をコントロールするのは難しいので欲が出る前提で投資を心がける
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